■初版発行日： 1996年3月29日 ■発売日： 1996年3月29日 ■定価： 本体505円+税 ■判型/頁： B6判/240頁 ■ISBNコード： 4592136934

第59話 魔犬（1）	1995年12号
第60話 魔犬（2）	1995年13号
第61話 魔犬（3）	1995年14号
第62話 魔犬（4）	1995年15号
第63話 狂獣咆哮	1995年16号
第64話 惨劇の森	1995年17号
第65話 死闘（1）	1995年18号
第66話 死闘（2）	1995年19号
第67話 甲冑（よろい）は胸に	1995年21号
第68話 飛来者・・・	1995年22号
第69話 不死者 再び	1995年23号

「エ・・・エンジョイ＆エキサイティング !!」
「よっしゃー!!野郎ども!!全軍とつにゅる・・・れ・・・!!」
「戦場じゃ　甲冑着けなきゃ　はじまらねえよな」
   過酷な拷問で満身創痍となったグリフィスを抱え、王都ウインダムを後にしたガッツ達は、ワイアルド率いる黒犬騎士団の猛追を受けていた。しんがり役を務めるピピンとガッツが、ワイアルドらと剣を交えて牽制しつつ、橋の爆破や落石などのトラップに引き入れるものの、追撃は止まらない。やがて、本隊との合流に成功したガッツらは反撃に移る。ガッツとワイアルドは、人並外れた戦いを繰り広げていたが、鷹の団の猛攻に浮き足立った黒犬騎士団は次第に、潰走を始め、それに興がさめたワイアルドはついにその正体を現す！使徒と化したワイアルドの圧倒的な力の前に、ガッツは一方的な劣勢を強いられるも、二重のフェイクを使った捨て身の攻撃で辛くも勝利を収める。
   怪我人を収容し国境を超えるべく体勢を整えなおす鷹の団。そこへ、生への執念でワイアルドが姿を現わし、「覇王の卵｣でゴッド・ハンドを呼び出そうとグリフィスを捕まえ、彼の壊れた体をさらす。それを目にして愕然とする団員達。ところがグリフィスは「覇王の卵」を持ってはいなかった。狼狽するワイアルド。その時、突如ゾッドが飛来し、彼らの危機を救う。そして不気味な預言を残して飛び去っていったのだった。

■初版発行日： 1996年9月30日 ■発売日： 1996年9月27日 ■定価： 本体505円+税 ■判型/頁： B6判/232頁 ■ISBNコード： 4592136942

第70話 風の鎮魂歌（ﾚｸｲｴﾑ）	1995年24号
第71話 黄昏の戦士達	1996年  1号
第72話 路地裏の少年	1996年  2号
第73話 蝕	1996年  4号
第74話 約束の刻	1996年  5号
第75話 降臨	1996年  6号
第76話 人外百鬼	1996年  7号
第77話 城	1996年  8号
第78話 決別	1996年  9号
第79話 宴	1996年10号

「オレ　まだ　鷹だもん」
「どうして 終わったり なくしたりしてから いつも そうだと気がつくんだろう」
「何千の仲間　何万の敵の中で　唯一人　お前だけが　俺に夢を忘れさせた」
   グリフィスの再起不能を知らされ、鷹の団の誰もがその終わりを感じていた。そのことは誰よりもグリフィス本人が知っていた。天空の城を指し示す自分の幻影を見たグリフィスは衝動的に馬車を走らせ、湖に投げ出されるなか、自分らしからぬ夢を見る。自嘲気味に笑い、自殺を図るが、それすらも失敗に終わる。その時、彼の左手になくしたはずの「覇王の卵」が舞い戻る！皆既日食が始まり、グリフィスの背後に多くの不気味な人影があらわれる。グリフィスのもとへガッツと鷹の団の団員が駆けつけ、ガッツの手がその肩に触れた瞬間、グリフィスの血にひたされた「覇王の卵」が彼の心の叫びに共振、人の顔となったそれは血の涙を流し、鷹の団を異次元空間に引きずり込む。
    突然、悪夢のような世界に引きずり込まれて狼狽する鷹の団の前に魔王ゴッド・ハンドが降臨し、グリフィスに魔王に転生する資格があること、鷹の団はそのための生贄であることを告げる。そして突如現れた祭壇上に押し上げられたグリフィスは、彼らに自分の意識界の真実を見せ付けられ、鷹の団を生贄に捧げることによって野望を果たせと詰め寄られる。そして彼は決意し、祭壇上によじ登ってきたガッツを前にしてつぶやく。「･･･げる」と…。その瞬間、鷹の団の団員らの体には烙印が刻まれた。人外のものどもの狂宴が始まった…。

■初版発行日： 1997年3月31日 ■発売日： 1997年3月28日 ■定価： 本体505円+税 ■判型/頁： B6判/240頁 ■ISBNコード： 4592136950

第80話 死の嵐（1）	1996年11号
第81話 死の嵐（2）	1996年12号
第82話 深淵の神	1996年13号
第84話 鮮血	1996年15号
第85話 胎動	1996年16号
第86話 誕生	1996年17号
第87話 右目の残照	1996年18号
第88話 脱出	1996年19号
第89話 悪夢にめざめて	1996年20号
第90話 疾走	1996年21号
第91話 反撃の誓い	1996年22号

「けっこう　よく 泣くよな・・・　お前ってさ・・・」
「自分じゃ　もうちょっと器用なやつだと思ってたんだけどなァ」
「戦ってのは最後に立ってたもん勝ちなんだよ !!」
   生贄として捧げられた団員達は、なす術もないまま次々と使徒の餌食となっていた。コルカスも使徒の魔手にかかり、そして、ピピン・ジュドーもキャスカをかばって散っていった。ジュドーは秘めたる想いをキャスカに伝えることもないまま・・・。一方、孤軍奮闘するガッツは使徒に捕らわれたキャスカを目にする。使徒たちを切り倒して駆け寄るが、使徒に左腕を噛まれて阻まれてしまう。その時、異次元空間に鼓動が響き渡る。ついにグリフィスは「闇の翼フェムト」へと転生を遂げたのだ。ガッツの前に舞い下りたフェムトは彼の目前で、キャスカを犯し始める。逆上したガッツは使徒に食いつかれた左手を自ら切り落とし、駆け寄ろうとするが、たちまち使徒たちに押さえつけられてしまう。ガッツの目にはフェムトがキャスカを陵辱する様子が映り、次第に視界は赤く染まってゆく・・・。 ガッツが絶叫を発したその時、頭上の黒き太陽が割れ、髑髏の騎士が乱入！キャスカとガッツを伴い、蝕から脱出した。
   蝕から救われたガッツらはゴドーの鉱洞にいた。リッケルトが所持していた妖精の燐粉で一命をとりとめたものの、キャスカは精神に異常をきたしてしまっていた。たまらず鉱洞を抜け出るガッツ。だが生贄の烙印を押された彼を、過酷な世界が待ち受けていた。ガッツは烙印に群がる亡者を切り捨て復讐を誓う！

■初版発行日： 1997年9月30日 ■発売日： 1997年9月29日 ■定価： 本体505円+税 ■判型/頁： B6判/240頁 ■ISBNコード： 4592136969

第92話 幼魔	1996年23号
第93話 武装	1996年24号
第94話 ドラゴンを狩る者	1997年  1号
断罪篇 ロスト・チルドレンの章
第95話 黒い剣士、再び	1997年  5号
第96話 霧の谷の妖精	1997年  6号
第97話 ジル	1997年  7号
第98話 飛来	1997年  8号
第99話 妖虫	1997年10号
BERSERK THE PROTOTYPE	1988年11月号 （月刊コミコミ）

「ドラゴンてのは　人間の手におえねえからこそ　ドラゴンなんだぜ」
「恐怖を　殺意が　ぬりつぶしていく」
   キャスカの危機を感じた髑髏の騎士の案内でキャスカの元に戻るガッツ。駆け寄る彼の目前で、彼女は魔に取りつかれた異形の赤子を産み落とす。それが自らの子であると知ったガッツは、それを殺すことはできなかった。その一月後、ガッツはゴッド・ハンドと使徒への復讐を果たすべく旅の準備をしていた。黒い甲冑に身を包み、鉄製の義手を装着する。そこへ、魔の残り香を辿って使徒が姿をあらわす！剣は折れ、早くも苦戦を強いられるが、義手に仕込まれた大砲と小屋で眠っていた「ドラゴンころし」で使徒を撃破する。そしてガッツはひとり旅立っていった。
   ミッドランド国境地帯。黙示録探索の任を帯びていた法王庁直属の聖鉄鎖騎士団は預言書にある通りの"赤き湖"を発見する。黙示録によれば「赤き湖」の出現は世界に暗黒の時代を呼ぶ闇の鷹が舞い下りた証であるという。
   黒き太陽が出現してより2年後、ガッツとパックは年中霧の晴れない「霧の谷」近くで賊に襲われている少女・ジルを助ける。彼女の村は、霧の谷の“エルフ”に襲われ、“エルフ”は家畜のみならず人間までも食い殺し、子供をさらっていくという。翌朝、ジルの村をその“エルフ”が襲撃する。“エルフ”が魔物であることを確認したガッツは、村の少年を囮に“エルフ”を一網打尽にする。そこへ“エルフ”の女王が姿を現わす。

■初版発行日： 1998年1月30日 ■発売日： 1998年1月29日 ■定価： 本体505円+税 ■判型/頁： B6判/240頁 ■ISBNコード： 4592136977

第100話 女王（クイーン）	1997年11号
第101話 鬼火	1997年12号
第102話 赤い目のピーカフ	1997年13号
第103話 追憶の少女	1997年14号
第104話 羽あるものの世界	1997年15号
第105話 守護者（ｶﾞｰﾃﾞｨｱﾝ）（1）	1997年17号
第106話 守護者（ｶﾞｰﾃﾞｨｱﾝ）（2）	1997年18号
第107話 追跡者	1997年19号
第108話 霧の谷（1）	1997年20号
第109話 霧の谷（2）	1997年21号
第110話 繭（まゆ）	1997年22号

「血が足りねえ」
「さいなら元気でねっ　エンガチョ剣士！」
「人間だけだよ…あんな風に楽しそうに殺せるの　人間だけさ　そうでなきゃ怪物だよ」
   現われた"エルフ"の女王と戦闘に突入。ガッツは窮地に立たされる。ジルのおかげで女王はその場を去ったものの、妖精もどきが死んで人間に戻ってしまったためにジルを人質に村を去ることになる。ジルからあの女王の正体が幼なじみのロシーヌではないかということ、そしてロシーヌがベヘリットを持っていたことを知らされると、ガッツはロシーヌを殺すことを決意し、ジルを置いて霧の谷へと向かう。そのジルのもとにあの女王がやってくる。彼女はやはりロシーヌだった。そこへ戻ってきたガッツが猛然と切りかかるが、ロシーヌはジルを霧の谷に連れ去ってしまう。
   ジルもろともロシーヌを斬る勢いだったガッツはパックに見限られ、単身霧の谷へと向かっていたが、森の守護者達に行く手を阻まれる。集団攻撃に苦戦するが、大砲斬りで何とか彼らを撃退する。
   一方、一足先に霧の谷の潜入に成功したパックはジルを見つける。彼女はロシーヌから妖精の仲間にならないかと誘われ、思い悩んでいた。ここには虐待を働く父もいなければ、悪戯をする大人もいないのだ。しかしジルとパックは妖虫の残虐性をあらわにした遊びを目の当たりにし、脱出を試みる。それを追う妖虫達。だが、子供たちを"エルフ"に変える羽化場で二人はロシーヌに追いつめられてしまう。そこへ霧の谷に火を放ったガッツが姿を現す。

■初版発行日： 1998年8月31日 ■発売日： 1998年8月26日 ■定価： 本体505円+税 ■判型/頁： B6判/240頁 ■ISBNコード： 4592136985

第111話 怪物	1997年23号
第112話 空魔	1998年  1号
第113話 鮮血の夜空	1998年  2号
第114話 魔と人の狭間	1998年  3号
第115話 蛍	1998年  4号
第116話 家路	1998年  5号
第117話 青空（そら）の妖精	1998年  6号
断罪篇 縛鎖（ばくさ）の章
第118話 闇の獣	1998年  7号
第119話 聖鉄鎖騎士団（1）	1998年  8号
第120話 聖鉄鎖騎士団（2）	1998年  9号
第121話 空洞の偶像	1998年10号

「塗り潰せ　もう一度　殺意で　オレを全部塗り潰すんだ」
「逃げ出した先に 楽園なんてありゃしねえのさ 辿り着いた先 そこにあるのは やっぱり戦場だけだ」
「わーった　負けたよパック　そこはお前ん家だ」
   ガッツによって自らの楽園を奪われ、怒り狂ったロシーヌは巨大な蛾の化け物と化し、音速をも超える速度でガッツに襲いかかる。この血戦を制したのはガッツだった。ガッツは、ロシーヌがジルを守ろうとした隙をついて傷を負わせ、空中戦でついに致命傷を彼女に与えたのだ。ジルの制止をふりきって、とどめを刺そうとするガッツ。だが、そこへ聖鉄鎖騎士団が乱入、ロシーヌは最後の力を振り絞って飛び去る。ロシーヌは自分が妖精であると信じることで自分を支えていたが、霧の谷には妖精はおらず、血のつながらない親の虐待に絶望し、両親を生け贄に使徒へと変貌を遂げてしまったのだった。一方、ガッツは自分を連れて行ってと懇願するジルに逃げ出した先に楽園などありはしないと言い残し、死霊を引き連れ暗闇へと姿を消した。
   ロシーヌ戦で満身創痍のガッツはついに倒れ、死霊に襲われる。だが、パックに救われ、この時ガッツはパックの名を初めて呼ぶ。そこへ現われた聖鉄鎖騎士団が、ガッツを包囲。ガッツは、あえなく彼らによって捕縛、団長ファルネーゼの尋問を受ける。信仰心篤い彼女を挑発するガッツは彼女の逆鱗に触れ、裸のまま牢にほうり込まれてしまう。日没が迫り、死霊が姿を現しつつあった。

■初版発行日： 1999年4月5日 ■発売日： 1999年3月29日 ■定価： 本体505円+税 ■判型/頁： B6判/240頁 ■ISBNコード： 4592136993

第122話 見ざる者	1998年12号
第123話 奇跡の夜	1998年13号
第124話 去来	1998年15号
第125話 真実の朝	1998年16号
断罪篇 生誕祭の章
第126話 啓示（1）	1998年17号
第127話 啓示（2）	1998年18号
第128話 啓示（3）	1998年19号
第129話 刃（やいば）の亀裂	1998年20号
第130話 かよわき炎	1998年21号
第131話 聖地へ（1）	1998年22号
第132話 聖地へ（2）	1998年23号

「オレにはもう奇跡は間に合ってる　ヘドが出るほどにな」
「もう再度（にど）と　喪失（うしなえ）ねえ」
「いい剣てのは たとえ錆びついてなまくらになっても その芯には決して錆びつかない いい鉄を残すもんだ その鉄こそ最高の鉄 たとえ亀裂が入ろうが 火に入れりゃ 必ず甦る」
   怪傑ずパックの活躍で牢から脱出したガッツはファルネーゼを人質に逃走するが、夜の到来とともに死霊がガッツ達を襲う。その光景に恐れをなし祈ることすらできないファルネーゼは、その心の虚を死霊に衝かれてガッツに襲いかかる。朝日によって死霊から解放されたファルネーゼは自らの行為に衝撃を受け、やがて追いついたセルピコにガッツを殺せと命じる。そのセルピコはおちゃらけつつも、ガッツに一矢報いて去っていったのだった。
   疫病、飢饉、戦争・・・世界は闇に包まれようとしていた。そんな時人々は、光の鷹が無明の闇を切り裂いて降臨する夢を見、それが「求めしもの」だと直感した。ミッドランドでは王が病に倒れ、崩御。その虚をクシャーンに衝かれて王都はその占領下に。そして、とある戦場で物思いに沈むゾッドのもとに光の鷹が訪れ、聖地へ向かえと促す。
   一方、幼魔にキャスカの危機を知らされたガッツは、ゴドーの小屋に戻る。だが彼女の姿はすでになく、ゴドーは老衰で床に臥せっていた。ゴドーの言葉で目の覚めたガッツは、キャスカを二度と失ってはならないと決意、装備も新たに聖地へと向かう。その一月前、聖鉄鎖騎士団は聖地へ向かう異端審問官モズグスの護衛の任に就いていた。そして同じく聖地へ向かう難民の中にはルカに連れられたキャスカの姿が。全ては聖地に集いつつあった。

■初版発行日： 1999年10月5日 ■発売日： 1999年10月1日 ■定価： 本体505円+税 ■判型/頁： B6判/240頁 ■ISBNコード： 4592137167

第133話 クシャーン斥候（1）	1999年  1号
第134話 クシャーン斥候（2）	1999年  2号
第135話 影の塔（1）	1999年  3号
第136話 影の塔（2）	1999年  4号
第137話 影の子ら	1999年  6号
第138話 猛信者	1999年  7号
第139話 聖地のはらわた	1999年  8号
第140話 魔女	1999年  9号
第141話 怪道（1）	1999年10号
第142話 怪道（2）	1999年11号
第143話 炎の柱	1999年13号

「人と違う姿も　人々に追われる日々の中孤独と憎しみと恐怖で満たされてしまった心も　そのすべてを神は必要とされているのだよ」
「神　ただ神のみのために　我々は行うのです」
「人は斬ったことあんのか？」
   聖地への途上、バーキラカと遭遇したガッツはこれを瞬殺。これを目の当たりにした少年イシドロは、その強さに憧れ、後をつける。その様子を遠くから眺めるシラットとターパサ。彼らは「神託の地」を探索していた。
   大量の難民が流入した聖地では邪教徒狩りが行われ、人々は絶望の中生きていた。そんな中、ルカは少女達を寄り集め、娼婦として強かに生き抜いていた。キャスカはそんな彼女のもとで保護されていた。ある日、邪教に通じていた娼婦仲間のニーナがヨアヒムを誘惑。邪教徒のアジトに向かう彼女らの後をついていったキャスカは邪教徒らに目をつけられる。だが、死霊を呼び寄せ、突如現れた幼魔に救われる様子を目にした邪教徒達にキャスカは魔女として畏れられてしまう。
   ようやくイシドロはガッツに追いつくが、ガッツはとりあってくれない。そこへ「車輪」が出現、逃走することに。走り続けたガッツはやがて髑髏の騎士に出会う。髑髏の騎士は「蝕が模され、鷹が出現する」と預言する。
   そして聖地ではモズグスの言葉を心の支えに火刑を続けるファルネーゼの姿があった。その様子をみて体調を崩したセルピコはその場をはずし、ジェロームに自らの過去を語るのだった。

■初版発行日： 2000年4月5日 ■発売日： 2000年3月29日 ■定価： 本体505円+税 ■判型/頁： B6判/240頁 ■ISBNコード： 4592137175

第144話 聖地の黒い剣士	1999年14号
第145話 迷走	1999年15号
第146話 野望少年	1999年16号
第147話 魔窟	1999年17号
第148話 再会	1999年18号
第149話 伏兵	1999年20号
第150話 断崖	1999年21号
第151話 虜囚	1999年22号
第152話 鉄の処女	1999年24号
第153話 亡者の血流（1）	2000年  1号
第154話 亡者の血流（2）	2000年  2号

「意地まで無くしたら　あたしが見下した連中と同じになっちまうからね」
「これが聖地だと？　悪い冗談だな　掃き溜めの間違いだろ」
「信仰とは死ぬことと見つけたり !!!」
   聖地に到着したガッツは魔女狩り隊からルカ達を救い、キャスカの所在を知らされる。だが、すでにキャスカの姿はなく、既にキャスカとニーナは邪教徒の手中にあった。その様子を目撃し、追跡したイシドロとパックは邪教徒のアジトで邪教の魔女に祭り上げられていたキャスカを発見する。しかしキャスカに呼び寄せられた死霊が邪教徒に憑依、そこへヨアヒムの案内でやってきた聖鉄鎖騎士団が突入。さらには使徒もどきと化した雄山羊が登場し、洞窟内は混乱をきわめる。雄山羊はキャスカを襲おうとするが、パックにつれられたガッツが疾風のごとく登場し、キャスカを救出。ついにキャスカとの再会を果たす。再会もつかの間、キャスカ達を裏口から脱出させ、ガッツは雄山羊に立ち向かう。素早い動きに翻弄されるものの、新兵器・炸裂弾でこれを打破。後を追って脱出するが、伏兵セルピコの邪魔が入り、その間にキャスカは聖鉄鎖騎士団により断罪の塔へ連行されてしまう。
   キャスカを取り戻しに断罪の塔へ潜入するガッツ達。その頃、塔の地下の拷問室では、モズグスに魔女とみなされたキャスカがまさに拷問にかけられようとしていた。だが、すんでの所で烙印が怪異を呼び起こす。怪異はキャスカを飲み込み膨張を続け、人々は逃げ惑い、モズグス達も追いつめられる。その時その頭上には・・・！

■初版発行日： 2000年11月5日 ■発売日： 2000年10月27日 ■定価： 本体505円+税 ■判型/頁： B6判/240頁 ■ISBNコード： 4592137183

第155話 蜘蛛（くも）の糸	2000年  3号
第156話 頂に舞うもの底に這うもの	2000年  4号
第157話 ヘルス・エンジェルス	2000年  5号
第158話 底の底の知られぬ者	2000年  7号
第159話 脅えし者	2000年  8号
第160話 兆し	2000年  9号
第161話 殉教	2000年10号
第162話 崩壊	2000年11号
第163話 イデアの影（1）	2000年13号
第164話 イデアの影（2）	2000年14号
第165話 イデアの影（3）	2000年15号

「…いいや　あの塔の下に虫のように集り恐怖に狂じる人間どもも　何も変わりはしない　醜く　卑屈で　あざとい　脅えるもの　憎みながら　縋るもの」
「私達が真に求めるものはただひとつ　それはこの世界に決定的に足りない最初で最後の欠片　即ち…」
   超常の力を得たモズグス達は、危機を脱し、キャスカの身を確保する。キャスカを取り返そうとするイシドロ達だったが、たちまち追いつめられ、ルカは塔から転落する。そこへ登場するガッツ！だが、再びキャスカを目の前にしながらも拷問執行人らに阻まれ、キャスカはまたも連れ去られてしまう。その頃、塔からの転落を救われたルカとそれを救った髑髏の騎士は何者かと対峙していた。それは髑髏の騎士に深手を負わされながらもルカを連れ去る。怪異の黒幕である“使徒”はついにルカの前に姿を現し、己の望むことを語り始める…。その驚愕の内容。
   ガッツは拷問執行人らの連係攻撃に苦戦しつつも、自分の持つあらゆる攻撃手段を駆使し拷問執行人を倒す。その時、断罪の塔が揺れだし、崩壊。断罪の塔はその真の姿を現す。死霊により混乱状態の聖地には巨大な烙印が浮かび上がり、ガッツの前には4人の天使の影が現れる。まさに蝕が再現されようとしていた。救いを求める民衆達に対しモズグスは怪異の元凶である魔女を火刑に処すよう促す。そして使徒からルカを解放した髑髏の騎士の前には不死のゾッドが姿をあらわす！その頃、傷つきその生を終えようとしていた使徒は死に瀕していた幼魔を発見、共に死を迎えようと幼魔を飲み込む。その使徒の体内で幼魔は胎動を始める・・・！